去年の秋ごろか、友人と話をしているときに私の右腕の自傷の話題になりました。
その友人は身体のどこからか菌が入り、それが心臓へ行き、生きるか死ぬかといった状態になったことがあります。
幸運にも一命を取りとめたあとは、健康に気をつかって生活しています。
その友人が私の自傷を心配だと言うのです。
私の自傷はそもそもはただの湿疹で、それをほぼ毎日掻くことでその範囲も広がり、今では腕一本傷だらけ。
三年も掻いとります。
その傷からバイ菌が入ったら命取りになることもあるかも、と。
『命取り』という言葉が私には新鮮で。
それは死にたくないという思いがあるから出てくる言葉だよな、と思いました。
この人は死にたくないのか、生きていたくない私には無い発想だなー、へーという感じです。
普通はそうなんでしょう。
でも何歳頃まで、人は死にたくないと思うんだろう。
生きていたいと思うのはどうしてなんだろう。
私は一日一日病気が進行していくから、……といっても昨日より進行したと感じるほどではないけど、一年後は今より悪い状態のところにいることは確実なんですよ。
ただ悪くなるだけというのは、『甲斐がない』のです。
何か大変なことでも頑張れるのは、いつか終わるから、または何かを手に入れることができるから。
私の場合進行は終わらない、何も手に入らない、むしろ今より悪い状態は手に入る。
これは本当に甲斐がない。
結論の出ない話なんですがね、死にたくない、生きていたい、と思っている人と関わるのはしんどいです。
ほとんどみんなだし、仲間外れ感がハンパないです。