去年こんなことがありました。
初めて飲んだ薬で薬疹が出て、痒くて仕方がないのだけど病院には絶対行きたくない!
ということが。
人生が変わってしまうほどの病気に対して、医療はなんにもしてくれない。
診断された瞬間から見放された私にとっては、この薬疹を治してもらうことはどうしても我慢ならなかった。
多分、皮膚科に行けばすぐに治ったと思います。
でも私は医療に対する抵抗と心の平安を保つため、毎日引っ掻き続けました。
結果、あの薬疹はこんな状態になりました。
最初は右の鎖骨の下辺りから肩、上腕から前腕の中程まで。
赤い湿疹が連なっていました。
目に入りやすい前腕の湿疹ばかりを掻いていたので、段々と他の部分の赤みは引いていきました。
1年経って、画像の湿疹だけが残りました。
小さなことだけど、毎日やり続けるって凄いわ!と自分でも思います。
でも最近気付いたんだけど、これってもう自傷行為だなということ。
最初は医療への抵抗だったはずなのに、今はこの湿疹を引っ掻いたあと、そこが赤くなるのを見てホッとする自分がいるのです。
掻きむしりすぎて血が出たり、小さなかさぶたになるのが嬉しい。
治るのを待たずにそのかさぶたを剥がすのが楽しい。
とにかくホッとする。
これが自傷行為だと自覚しだしたのですが、やめる気が全くありません。
やめるかどうかということを考えると、どうしたって最初の病院行きたくない気持ちを思い出す。
生きてる限り治したくないと思ってしまうのです。
それで心の平安を保っているのだから、しょうがないのです。