全力疾走と午前4時

進行性の神経難病になり8年目くらいだったはず。先祖の戸籍を取ったり、気になる土地の歴史を調べています。

心を守る方法

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自分はどうして生きなきゃいけないんだろう?
定期的に考えるアイツがやってきました。
脊髄小脳変性症の診断を受けて、来月でまる6年。
その間、常に考え定期的に闇に落ちる。
最近は戸籍沼、先祖沼にハマり、それはそれは楽しい毎日を送っている。
はい、絶好調です。
多分病気になって以来、こんなことは初めてです。


古い戸籍に出てくる人達には、これは酷すぎじゃないかと言いたくなるほど、厳しい人生を生きた人もいる。
いや、そんなのばっかりです。
その、そんなのばっかりにどっぷり浸かっていると、私の難病がシンプルな困難に思えてきます。
アイスクリームでいうとバニラ味みたいな感じ。
難病以外にも家族の問題だったり、自分では困難が多い人生だと思っているんです。
それでも古い戸籍に載ってるあの人達に比べたら…私はバニラ。



でもさでもさぁ…
福祉乗車券を手に入れた私は、人が多い場所まで出かけるようになりました。
するとみんなとっても簡単そうに歩いてる。
無意識でも歩いてる、転ばない。
一方私は転ばないように必死。
これを続けないと歩けなくなってしまいそうで必死。
どんなに頑張っても今の状態は維持できない。
進行性なんだからそりゃそうだ。
甲斐がないのよね、今までにも書いたことがあると思うけど。
頑張ったらいつかは報われるかもしれないと思うことで、人は辛いことも耐えられるんだよな。
それに未来のことは分からないから。
頑張っても報われることはない、むしろ悪くなる。
そんな未来が分かってる私達って、どうやって正気を保ったらいいんでしょうね。


今楽しくてしょうがない私と、正気が保てるかどうか?という私と、ふたりの私が一緒に存在します。
まぁ、定期的にこういうことを考えるのも、自然に身につけた心を守る方法かもしれません。