全力疾走と午前4時

進行性の神経難病患者です。先祖調査や英語学習について書いています。

介護ベッドで2年前の生活を取り戻した

私に介護ベッドが必要か分からなかった

今年の4月から介護保険を使い、介護ベッドをレンタルしています。

それまで私は和室に布団を敷いて寝ていました。
それで十分で、保健師さんの言う『介護ベッドは楽でいいですよ』の意味がわかりませんでした。
これは診断後1年頃のことですが。

介護ベッドについての知識といえば、高さや背中の角度を変えられて、病院のベッドみたいなデザインをしている。
そして高齢者が使うもの、その程度のものでした。

難病患者と言っても、40代で独歩可能な私です。
だから介護ベッドの必要性が全く分かりませんでした。
近い未来を想像しても、やっぱりわからない。
ところがところが、少しずつなんですね。
この部分に関しては、本当に少しずつ身体の状態が変わっていったんです。
いつの頃からか、布団から起き上がり、そこから立ち上がる、これが大変なことになっていたんです。
大変だから億劫になる。
それだけではなく夜間は暗いせいもあり、布団からの立ち上がりは気合いと覚悟が必須のものになりました。 

介護保険で介護ベッドをレンタルしてみる

そして今年の4月に、ベッドだったら楽かもしれない、そうひらめきました。
そこからはとっても早かったです。
私は介護保険の要介護2だぞ、介護ベッドがレンタルできるじゃないか!
さあ連絡だ急げ急げ!と。
でも連絡するケアマネさんをまだ決めてなかったんだった。
ということで、すぐにケアマネ選定、介護ベッドの相談とトントン拍子に進んでいきました。
結局、ベッドが欲しいな〜と思ってから2週間後には我が家の和室に介護ベッドが入ったというスピーディーさ。


私が選んだのは楽匠Z

私がレンタルしている介護ベッドは『楽匠Z』の2モーション、レギュラーサイズで91センチ幅。
頭と足元の部分はセーフティーラウンドボード。

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我が家に楽匠Z様をお迎えした時に撮影


6畳の和室にどうやって置くか、悩みに悩んでど真ん中にしました。(笑)
箪笥をどこに置くかなど色々考えて、真ん中がいちばんいいんじゃないかと。
ベッドの高さは降りやすさを考えると、私には44センチがちょうどいい。
そのせいもあり存在感がありすぎて、和室が満杯な感じになるので昼間は床高21センチまで下げています。
そこまで下げると、部屋も広く感じます。

参考までに1ヶ月のレンタル料金

介護ベッド本体      900円
スイングアーム介助バー  150円
サイドレール(柵)2個   50円
マットレス        200円

ちなみにマットレスは1度交換してもらいました。
最初に持ってきてもらったものは私には柔らかくて、腰が痛くなってしまったんです。
そのことを電話で伝えると1時間程で、新しいマットレスを持ってきてくれました。
『ケアさらり』というマットレスで適度な硬さがあり、私にはちょうどいいです。

介護ベッドで生活の質が上がった

ここでやっと今日のタイトル『2年前の生活を取り戻した』の説明に入ります。
長すぎて疲れたので、続きは明日にしようかと思いましたが頑張ります。

結論から書くと、早朝出勤する夫におにぎりを作れるようになりました。

もともとはやっていたんです。
このブログタイトルの午前4時とは、夫に持たせるお弁当を作る時間なんです。
健康だった頃の話ですよ。
早朝5時に出勤する夫にお弁当を作るため、4時に起きるのが望ましい!と思っていたんです。
そう思っていたんですが、徐々にお弁当作りは難しくなりました。
段々おにぎりを作るだけで精一杯になり、1回目の骨折をした頃から諦めたのです。
この病気は骨折をすると進行する、そう言われていますが本当でした。
いろんなことができなくなっていきました。
その中でも大きかったのは、回数は減りながらも作ることができていた夫のおにぎりが作れなくなったこと。

介護ベッドは立ち上がりが楽

それがですよ、布団から介護ベッドに変えただけで、またできるようになったのです。
なにしろ楽なんです!
ベッドから降りればいいんです。
布団から立ち上がる必要はないんです。
あんまり楽なので、ベッドが来た翌朝におにぎりが作れてしまったのです。
布団の時は夫が部屋の照明を消した後、朝になり明るくなるまで布団から出ませんでした。
介護ベッドにしただけで、おにぎりが作れるなんて、気分が変わっただけだ。
また慣れたらおにぎりなんて作れないだろうなと思ったんですが、いまだに続いているんです。

ここまで生活が変わるなんて想像できなかった

布団か介護ベッドか、たったそれだけの違いなのに私の生活は2年前に戻ったんです。
それは私が手放したものを取り戻したということに他なりません。
私の難病は進行性です、止まることはありません。
ましてや進んだものが戻るわけがありません。
症状は戻らなくても、生活は戻ることがあるんだと知りました。
道具って素晴らしい。
介護ベッドをはじめ、様々な介護用品。
これは病気や加齢で不便になった生活を、少しでも元の状態に近づけてくれるものなんだと実感しました。
介護用品なんてまだ使いたくないと、不便な生活を頑張っている人に教えてあげたいです。
道具を使って楽しく生きようと。