全力疾走と午前4時

脊髄小脳変性症の患者ですが、できることはまだまだ沢山あるじゃないか!

ふるさと

やっぱり24時間テレビは、いいなあと思っています。

いろんなことを考えさせてくれる。

普段使わない筋肉をたくさん使うと、筋肉痛になるでしょう。

そんな感じかな。

普段震えることのない心の一部を刺激し続けてくれた24時間のような気がします。

ま、24時間は見てないけどね。(笑)




いろんなことを感じたけれど、特に心に残ったことがあります。

嵐の櫻井くんと福島の高校生の「ふるさと」合唱。

大熊町の立ち入り禁止区域の自宅に初めて帰った兄弟。

この兄弟、自宅の前の道路で急に走り出す。

このシーンは同じくらいの子どもの親として、勝手に涙が出てきました。

子どもって意味なく走るんです。

小さければ小さいほどすぐ走る。

子どもの「歩く」は大人から見た「走る」。(笑)

そんな時期をとっくに過ぎた兄弟が、なんでそこで走り出したのか分からないけど、ただ涙が出ました。

きっといつもその道を走り出して学校に通っていたのか・・・




そうやって涙が乾く間もなく、武道館での「ふるさと」合唱。

綺麗な歌声にも涙。

歌い終わった後の生徒たちの言葉。

最後に女の子が話した言葉が、深く私の心に刺さった気がしました。




その言葉をきちんと覚えているわけじゃないんだけど、「福島にマイナスなイメージを持つ人もいると思うけど、とても素敵なところです。」って多分こんなニュアンスのことを言ってたのかな。

これを聞いた時、いろんな思いが凄い勢いで頭の中を駆け巡って、小林麻央さんのブログの言葉に結びついたんです。

麻央さんが亡くなった時、私の病気つながりの友人達が皆、口を揃えて言っていたことがあります。





病気になったことが、私の人生を代表する出来事ではないからです。




この言葉に共感する人が本当に多かった。

福島の女の子の言葉が、麻央さんのブログの一文と見事に重なった。

きっとそういうことだったんだろうなと思います。

福島には原発事故という言葉がこれからもついて回る。


けれど福島を故郷とする人にとっては、原発事故や放射能という言葉が福島を代表するものではないということ。


沢山の思い出がある大切なふるさとだと、短い言葉で簡潔に言い表したんだなと。

原発をやめたくないオジサンたちに、あの女の子の言葉が届いたらいいのにと思います。