昨夜NHKを見ていたら、盲ろう者の福島智さんと生命科学者の柳澤桂子の対談を放送していました。
相模原の事件のことを福島さんが話しているところから見たんだけど、そのまま目が離せなくて最後まで見てしまった。
柳澤桂子さんは1938年生まれの生命科学者。
30歳を過ぎたあたりから原因不明の病気になり、以来ずっと寝たきりの生活をしている人。
最初は福島さんの話が聞きたくて見始めた番組だった。
なのに途中から柳澤さんの口から出る言葉のひとつひとつを、息もしないで必死に聞いていました。
うちのディーガは壊れてるんで、テレビの録画ができないので、心に響く言葉はできるだけメモに書き留めてそれはそれは必死。
番組が終わった後、早速Wikipediaで柳澤さんの著書を調べ、読みたい本の目星をつける。
たくさんの著書があるんだけど、全部に共通しているのは命について。
生命科学者が難病になり、寝たきりの生活の中で書かれたものだから、やっぱり命のことになるんだろう。
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最近ほんとに字を読むのが大変になってきた。
読めるけど本気を出さないと読めない。(笑)
分厚い本が読めるのはいつまでか?
そんなことを考えている私は、柳澤さんの本を片っ端から読みたい気分。
ひとつ前の記事にも書いたけど、原因不明の病を「精神的なもの」で片付けようとする医者は昔からいたんだなということも分かった。
昔もいたんだではなく、今でもいると言うほうが正しいのかもしれないけど。
寝たきりの身体になっているのに、精神的なものだなんて本当に酷い。
このことが頭から離れないときに知ってしまった柳澤桂子さん。
是非読みたい。