意を決して行ってきた!
行ってきました、母娘デートの第二弾!
今回は新江ノ島水族館へ。
海が見たいのクラゲが見たいのと、毎日のように行こうよアピールをされ、やっとこさ行くことができました。
今週初めには映画を観に桜木町へ行ってヘトヘトになり、昨日は江ノ島ですよ江ノ島。
我が家からだと、桜木町より江ノ島のほうが断然遠い。
電車の乗り換えの時に「江ノ島ってこんなに遠いんだー。」などとようやく気付いたようで、「知らなかったんかい!」とつい言ってやった。
だからなかなか決心がつかなかったんだよ。
娘のお目当て、それはクラゲ
ここのところ「水族館行きたい。」とセットで「クラゲ見たい、クラゲ見たい。」を連発していた娘。
クラゲエリアに入ると、満面の笑み。
ただクラゲエリアは薄暗い。
そもそも水族館の中は薄暗い。
そしてクラゲエリアは輪をかけて暗くなっている!
幻想的な仄暗さなんだけれど、私にとっては恐怖でしかない。
春休み中ということもあって、小さな子どもが私の足元を走り回る。
予想外の娘の行動
クラゲエリアの薄暗さは元々知っていたので、腕につかまらせてくれなきゃ歩けないと娘には言ってありました。
それでも嫌だと言われてましたが。
だからほとんど期待はしていなかったんですが、あらビックリ!
先を行く娘が何度も私を振り返り、腕を出してくれたんですよ!
これには驚いた。
クラゲエリアにいる間は、ずーっと腕につかまらせてくれて。
その後も人が多い場所ではすぐに腕を出してくれて。
本当に期待していなかったから、ビックリするやら嬉しいやら。
多分最後の砂浜歩き
そんな娘の気遣いはその後も続いて・・・
海を見てから帰るという娘と、水族館の外へ出た時。
そのまま砂浜へ出られるので、行ってみようかと言うと、「ほんとにいーの?!」と大喜びする娘。
砂浜なんて、安定しないというレベルじゃないはずなんですよ。
でも今日は娘につかまっていれば大丈夫かもと思い、行けるところまで行ってみました。
かなり波打ち際に近いところまで行くことができました。
多分人生で最後だし、娘がつかまらせてくれてるし。
その多分最後だろうというのも、娘も感じているみたいで、ゆっくりゆっくり歩かせてくれました。
娘の大きな成長
母親が障害者になるという試練、与えた私が言うのもおかしいけれど、彼女は乗り越えたんだと思います。
とりあえず第一段階ですが。
先日のみなとみらいデートの時にもこんなことが。
ワールドポーターズの辺りを歩いている時、娘が突然「今日はヘルプマークつけてないの?」と聞いてきました。
同級生は勿論、通りすがりの人にさえ、障害者としての私を見られるのを嫌がっていたはず・・・
だから今は、ヘルプマークをつけずに外出しています。
「持ってないけど、どうして?」私に娘は「最近ツイッターでヘルプマークをよく見かけるから。いろんな人に覚えてもらいたいじゃん。」と。
あんなに母親の障害を隠したがっていたのに、あんなに苦しんだのに。
母はビックリですよ。
そんなことで驚いていた私に、江ノ島デートでも恥ずかしがることなく、終始母親を危険から守るという姿を見せてくれました。
ほんとにほんとに、驚いた。
杖をついた母親と一緒に歩くのは、今だって恥ずかしいのかもしれない。
でも、そんなことより常に私の安全を考えてくれていた。
私の病気が判ってから2年と少し、やっと娘が歩き出してくれた気がして本当に嬉しいです。
ほんと、よかった。