全力疾走と午前4時

進行性の神経難病になり8年目くらいだったはず。先祖の戸籍を取ったり、気になる土地の歴史を調べています。

当事者となってから観る「1リットルの涙」

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先日同病さんのブログを読んでいたら、「3月9日」という内容の記事があった。

3月9日といったら当然レミオロメンで、レミオロメンといったら1リットルの涙に辿り着く。





あのドラマが放送されていた頃、私は関ジャニ∞のファンだった。

その頃はまだ関ジャニ∞の知名度は低くて、パソコンで「かんじゃに」と入力して変換すると「患者に」と出てきた。

それが今じゃ一発で正確に変換してくれる!

凄いよ、よく頑張ったよ~エイト、やっぱり大好きだ。


そうそう関ジャニ∞のファンだった私は、当然のことながらリアルタイムで観ていた。

1リットルの涙、とっても切ない話だった。

思い出したらまた観たくなって、某動画サイトで観てしまった。



・・・やめときゃよかった。



へ~こんな病気があるんだ。

こんな病気になっちゃう人がいるんだ。

とってもキツイな。



そう思っていた世界が、なんと今では私のいる世界になってしまった。

当事者となってから観た1リットルの涙、涙無しには観られない。

まだ10代の少女がこんな病気になってしまうなんて、本当に救いがない。

自分の娘がもしも発症したら・・・

想像するだけでも辛すぎる。

恐怖でしかない。


自分の将来も心配だ。

でもどこか他人事。

今心の底から心配なのは、子ども達のことだから。



私はこのタイミングの発症で本当によかったと心から思っている。

恋愛もした、結婚もした、出産も育児もできた。

主人公の少女が欲しかった未来を、私はある程度手に入れた。


それに子ども達の年齢もちょうどよかった。

あと5年早かったら、10年早かったら。

こんなふうに笑って毎日を過ごせなかったはず。



私は主人公が手にできなかった未来を経験してから、こっちの世界に来た。

未来を体験できてよかった。

さらに先の未来は想像もできないけど、そんなに悲壮感はない。

だってここまで恵まれていたから。


私にとってこの病気は悲壮なものじゃないはずだと、真剣に考えているこの数日間。

家族に言わせれば悲壮感たっぷりだそうだ。

すみません、コントみたいでしょ。(笑)




では未来の私から。

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