全力疾走と午前4時

進行性の神経難病になり8年目くらいだったはず。先祖の戸籍を取ったり、気になる土地の歴史を調べています。

美容室に行くことはまだ諦めない

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一昨日は美容室に行き、髪質改善ストレートと白髪染めをしてきました。
今まで白髪染めは市販のものを使い、自分でやっていました。
でも、1年位前からは小さな事故が頻発し、そろそろ自分でやるのは諦める時だなぁと考えていました。
洗面台に染める薬がついたり、コームが手から落ちたりと、まぁあちこち汚れます。


そういう訳でお金は掛かるけれど、美容師さんにやってもらったほうが綺麗だし安心だしで、前回からお願いしています。
お陰で今回もとても綺麗にしていただいて、大満足でした。


私は白髪染めだけでなく美容室に行くこと自体を、過去に何度も諦めかけています。
諦めるというよりは『手放す』という表現のほうがピッタリかも。
美容室までの道のりの問題もあるし、縮毛矯正をしている私にとってはシャンプー台への移動も大問題でした。
それで1000円カットのお店に行ったり、自宅に近いお店に行ったりと色々やってみました。
けれどなかなか納得できる美容室には出会えません。



私は結構なくせっ毛で、放っておくと葉加瀬太郎のような感じになってしまいます。
それでもしょうがないかなぁ、進行性の難病患者だし障害者だし、見た目は捨てようかと思いました。
私と同じような状況の人は、もうどうでもよくなったりしませんか?
私はどうでもよくなっちゃったんです。


美容室に行くことを手放そうと決めた頃に、割と近所に良さそうな美容室ができたことを知ったのです。
ホットペッパービューティーで、タクシーで5分程度の場所、シャンプー台への移動無し、その上評判もいい!
もう諦めるつもりだけれど、最後に1回だけこの美容室に行ってみるか!と思い行ってみました。


担当してくれた美容師さんに、段々身体の自由が利かなくなる病気なので、美容室に来るのはこれで最後にするつもりだと話して、カットとシャンプーをしてもらいました。
これで終わりだ、今後は訪問美容を利用することになるんだなぁと、おセンチな気持ちでカットしてもらってたら、違う気持ちがムクムクと出てきて。


その美容室は、カットしてもらうあの椅子がそのままシャンプー台にもなるという、少しばかり変わったところでした。
座ったら最後まで座りっぱなしでいい!というのは私にとってとても安全で感動するものでした。
これだったら、あと3年は来れそうだし、美容師さんもとってもいい人。
また来たいな、来ようかな、美容室を諦めなくてもいいかもな、来る方法だけなんとかすればいいんだもんな。


ということで、その美容室に行くようになって2年経ちました。
今回も綺麗にしていただいて、あの時諦めなくてよかったなと、心から思います。
私の中身は同じでも、鏡を見たときにときめくことはとっても大事だと思います。
鏡の中の自分にときめく私は50歳です。
なんかすみません。