全力疾走と午前4時

脊髄小脳変性症の患者本人が書くブログです。

優先席・・・

先日テレビで、高齢者が腹の立つことを聞くという内容の番組を放送していました。

高齢者が腹の立つというくだりで気づけばよかったものを、ボケーッと見続けてしまったから、こんなイライラすることに・・・


高齢者が普段どんなことに腹が立つのか?


当然ですが出てきましたよ、はい!





優先席問題!





とにかく優先席に若者が座っていることがお嫌なようです。

普段外出していて、バスや電車で嫌な思いをすることは多いですよ、私。

私に席を譲ってくれるのは、圧倒的に(とはいってもまだ4回くらいしか経験ないけど)高齢者です。

でも嫌な思いをさせられる相手も、全部高齢者。

まだまだ外に出たいから、頑張ってというか心を強くして、出かけるわけです。

そうすると3回に1回は嫌~な思いをします。

その原因は全部高齢者。




これは私みたいな障害者の中でも、どんな時間に出かけるか、どのエリアに出かけるかによって嫌な思いの種類や頻度が違ってくると思います。

会社勤めの障害者なら朝夕の通勤電車で、相手は大抵働く大人でしょう。

私は無職で外出などのパターンが高齢者と似てるんでしょうね。

だから嫌な思いをする舞台は、高齢者でいっぱいの近所のバスがほとんどです。




こないだもこんなことがありました。

混んではいないけど、空席はない状態のバスに高齢者が乗ってきました。

その人は車内を見回し、座っている私の前にきました。

私が無言でいたからなのか、後ろの席の人が譲りました。

「私のほうが若いからどうぞ。」と。

あれは私に聞こえるように言ったのか?違うかもしれないけどね。



こんなこともありました。

夕方だったからか、それなりに混んだバスに乗ったときのこと。

バス停で降りるときに、優先席に座っている私の前まで来て、杖で床をドンドンドンッと突いてから降りて行った高齢者もいました。

お前が座るなよという意味か?考えすぎか?



バス停のベンチが全部埋まっているときも、わざわざ座っている私の前に来て「座りたい」という高齢者も。

わたしのほかに座っている人は全員60歳以上に見えたから、若い私がロックオンされたんだろうな。






元気だったらいいですよ。






座席に座らなくても外出できる私だったら、いいですよ、譲りますよ。

でも今の私は、乗り物の座席だったり、駅のベンチだったりで座れる可能性があるから外出できるんです。

外に出たって帰宅するまで一度も座れないことが分かっていたら、外出は諦めます。

無事家に辿り着くために、座席にベンチに座ってるだけ。

若いから高齢者に譲らなきゃダメ?

譲れないなら家の中でおとなしくしてないとダメ?

納得できないのよ。

1年前なら杖をついてる私でも、危なっかしい高齢者に席を譲ることがありました。

でも今は、そんな余裕ありません。

私だってケガをせず、無事に家に帰らなきゃいけないんだから。





だからなんで高齢者って、「譲ってくれ」という意思表示をするんだろう?って思っていたんです。

それが先日のテレビを見ていてわかった!




高齢者は座るのが当然



若者が席を譲るのが正しいことだと思っているんだと、ハッキリわかった。(ようやくわかった)

だから若者が座っていて自分が座れないとなると、「譲ってくれ」という意思表示ができちゃう。

なるほど。

それでも譲らずに座り続ける若者に腹を立てる。




気持ち、わからなくもない。

でも60年、70年、80年と長く生きたなら、人生にはいろんなことがあるって、知っているでしょう。

沢山の経験をしているでしょう。

だったら想像してはいただけないか。

若くたって座席を必要としている人がいるってことを。

もし、座席に座れなければ外出が成り立たないというなら、電車バス以外の方法を考える時期にきてるんじゃないかなと思います。

私も、横浜駅より先へのお出かけはもう諦めました。

絶対座れるなら考えるけど、座れないこともあると思ったら、その距離の外出はもう諦めるしかない。

電車バスを使うなら、座れないことがある前提で乗ってほしいなと。