全力疾走と午前4時

進行性の神経難病になり8年目くらいだったはず。先祖の戸籍を取ったり、気になる土地の歴史を調べています。

ついつい高齢者の立場で考えてしまう

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この病気になってから、つい高齢者寄りで物事を考えることが多くなりました。

それを最初に感じたのは、高齢の親が施設に入ることをなかなか承諾してくれないという話を聞いた時。

そういう話になると、大抵の人は介護する側の気持ちを考えて話を聞く。

その場にいる人は、介護しているかこれから介護するかもしれない立場の人だから。

まあ、介護される立場の人にそんな愚痴は言いません。

でも、そんな話を聞かされてしまうことがあるんですね私、見た目元気だし若いし。(笑)




赤ん坊として生まれ、子ども時代を過ごし、青春時代、青年時代、結婚もして子どもも育てた。

その時その時の立場で幸せや多少の不幸、楽しいことに辛いこと、沢山のことを経験して高齢者と言われる年代になった。

長い人生を当たり前に歩んだ結果、おじいさんになりおばあさんになる。

その人達も40代の頃には40代の日常があったのですよね。




40代の私は自分の将来を考えることがよくあります。

もしも夫より長生きしてしまったら、90歳になっても生きていたら。

恐らくもっと早く自宅での生活は難しくなるはずですが、きっとどこかのタイミングで施設に入るという現実が待っていると思います。

そしてそれはしょうがないことだと思っています。

40代の人で将来施設に入って暮らすことを、リアルに想像している人っているのかなと思います。

私はリアルに想像しています。




そういうことをリアルに想像しなかったはずの普通の高齢者が、やっぱり自分の家で暮らしたい、施設に入りたくないと思うのは自然なことだと思います。

でも難病患者ではあるけれど、現役世代の私には子の立場も想像できます。

だからそういった話を聞くと、どちらの気持ちも想像できるから辛いです。