全力疾走と午前4時

進行性の神経難病になり8年目くらいだったはず。先祖の戸籍を取ったり、気になる土地の歴史を調べています。

あなたは久し振りに会う闘病中の人になんと挨拶する?

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治らない病気、悪くなっていくだけの病気。

そんなものと戦っている人には、永遠のテーマ。(笑)

頻繁に会う人に体調のことを聞かれることは少ない。

でも、滅多に会わない人と会った時、挨拶として体調のことを聞かれてしまうんですね。

その時どうする?



治る見込みがあって、その治療中だという場合もあれば、もう治りませんと言う場合もある。

特に現状維持ができなくて、時間と共に進行していくだけよ、そんな状況の人には問題だ。

聞く方にしてみたら大した問題はないだろうけど、こっちにとっては問題だ。

しょうがないことなんだからしょうがないじゃん!とその度思える強いメンタルがあれば問題ない!

でもね、やっぱり人間だから、治らないのに「体調はどう?」とか聞かれると辛い。

なんでこんなこと書くのかと言うとお察しの通り、つい最近悪気など一切ない「体調はどう?」という名のパンチを喰らったから・・・



やはり治る見込みのない病気と闘う(もはや私達は戦っているんだろうか?謎だ)人と話してみると、皆さんもれなく同じ経験をしている。

当然よね。

久し振りに会ったら挨拶するものね。

その相手が闘病中なのを知っていれば、自然に「体調はどうですか?」を繰り出す。

健康な人にでも、やっぱり聞くものね「元気だった?」くらいは。



私としては確認したいことがある!

ま、善意の人にその確認なんてできないが・・・

「体調はどうですか?」、その言葉の真意はなんですか?

詳細な病状が聞きたいのですか?

本当に体調のこと、話してもいいですか?

和やかな空気を重いものに変えてもOKですか?




恐らく全部NO!

ただの挨拶ですから。

「体調はどうですか?」の返事としては「ええ、まあ」くらいが適当かと。(笑)

そして相手は「そう、よかった。」と。

そんなの常識だってことくらい知ってまーす。

ただ、そのやりとり、後味が悪いのです。

だって「よかった。」と言われる状態ではないから。

体調だってまあまあじゃないから。

もういちいち腹が立ったりはしなくなったけれど、本当のことを言っていない、伝える努力をしなかったという後味の悪さが残ります。

特に今回私に体調はどうかという言葉をかけたのは兄弟です。

もうヘルパーさんにいろいろやってもらっている状態なのかと聞かれたので、そういうことはないと伝えました。

他にもいくつか現状について聞かれたので答えたのですが、結果として健康な人と変わらない生活をイメージしたようです。

だから安心したと。

ちょっと違うのよね。

和やかな雰囲気で様子を聞いてくる兄弟に、「できないことは増えてる。」とは言えないでしょう。

きちんと説明できなかったよ。

あー、後味悪っ!