治らない病気、悪くなっていくだけの病気。
そんなものと戦っている人には、永遠のテーマ。(笑)
頻繁に会う人に体調のことを聞かれることは少ない。
でも、滅多に会わない人と会った時、挨拶として体調のことを聞かれてしまうんですね。
その時どうする?
治る見込みがあって、その治療中だという場合もあれば、もう治りませんと言う場合もある。
特に現状維持ができなくて、時間と共に進行していくだけよ、そんな状況の人には問題だ。
聞く方にしてみたら大した問題はないだろうけど、こっちにとっては問題だ。
しょうがないことなんだからしょうがないじゃん!とその度思える強いメンタルがあれば問題ない!
でもね、やっぱり人間だから、治らないのに「体調はどう?」とか聞かれると辛い。
なんでこんなこと書くのかと言うとお察しの通り、つい最近悪気など一切ない「体調はどう?」という名のパンチを喰らったから・・・
やはり治る見込みのない病気と闘う(もはや私達は戦っているんだろうか?謎だ)人と話してみると、皆さんもれなく同じ経験をしている。
当然よね。
久し振りに会ったら挨拶するものね。
その相手が闘病中なのを知っていれば、自然に「体調はどうですか?」を繰り出す。
健康な人にでも、やっぱり聞くものね「元気だった?」くらいは。
私としては確認したいことがある!
ま、善意の人にその確認なんてできないが・・・
「体調はどうですか?」、その言葉の真意はなんですか?
詳細な病状が聞きたいのですか?
本当に体調のこと、話してもいいですか?
和やかな空気を重いものに変えてもOKですか?
恐らく全部NO!
ただの挨拶ですから。
「体調はどうですか?」の返事としては「ええ、まあ」くらいが適当かと。(笑)
そして相手は「そう、よかった。」と。
そんなの常識だってことくらい知ってまーす。
ただ、そのやりとり、後味が悪いのです。
だって「よかった。」と言われる状態ではないから。
体調だってまあまあじゃないから。
もういちいち腹が立ったりはしなくなったけれど、本当のことを言っていない、伝える努力をしなかったという後味の悪さが残ります。
特に今回私に体調はどうかという言葉をかけたのは兄弟です。
もうヘルパーさんにいろいろやってもらっている状態なのかと聞かれたので、そういうことはないと伝えました。
他にもいくつか現状について聞かれたので答えたのですが、結果として健康な人と変わらない生活をイメージしたようです。
だから安心したと。
ちょっと違うのよね。
和やかな雰囲気で様子を聞いてくる兄弟に、「できないことは増えてる。」とは言えないでしょう。
きちんと説明できなかったよ。
あー、後味悪っ!