全力疾走と午前4時

進行性の神経難病になり8年目くらいだったはず。先祖の戸籍を取ったり、気になる土地の歴史を調べています。

残された身体の機能や時間に限りがあるなら、どこかへ行くより本が読みたい!

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複視と眼振もあるけれど、最近辛いのは絶えず目が回ること。

頭や身体を動かしただけで、遊園地のコーヒーカップに乗り続けたみたいに気持ち悪くなる。

乗り物酔いしやすかったり1度乗って懲りた人は、乗らないという方法で気持ち悪さを回避できるでしょう。

でも私の場合、すごく自然な生身の人間としての動きで滅茶苦茶酔ってしまう、目が回る。そして逃げられない・・・



毎日が気持ち悪さとの共存!



こんなものにも人間って慣れるんだからうまくできてると思う。

目が回るのは身体を動かした時に限らず、眼球を動かした時にももれなく発生。(笑)

眼球を動かすっていうのは、即ち何かを目で見る時のことね。

本を読むのが結構大変になってきました。

ただ小さな視線移動だったり、縦書きの文章を読むときはそれほど気持ち悪さは出てこない。

横書きは厳しいですが。

行間が空いていたり、ひとつの文章が短ければまだいけるけど。

なんというのか、読めるか読めないかは、読んでみないと分からないというギャグみたいなことになっています。(笑)



本を読むと気持ち悪くなる。

目が回る。

そして私の病気は進行性。

これがどういうことかお分かりでしょうか。

そうそう、目が回ることにプラスして眼振と複視。

そう遠くない将来、本を読むのは難しくなるんだろうなと思っています。




「いつまでもあると思うな親と金」なんて言葉があるけれど、私にとっては本を読むことがそれに当たります。

読めるうちに読みたい本を読んでおこうと、去年くらいから思ってはいたけれど、最近特に強く思うようになりました。

こういうのも波があるんだけどもね・・・



この病気になると医者が「動けるうちに行きたいところへ行って、思い出を作ってください」なんて言ったりするらしい。



私はどこかへ行くより、本が読みたい!



つづく