全力疾走と午前4時

進行性の神経難病になり8年目くらいだったはず。先祖の戸籍を取ったり、気になる土地の歴史を調べています。

台所で感じる病気の進行

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包丁を落として足を切ったのは、去年の春のことだったか?


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距離感をつかめず、見え方も怪しく、手もやや不自由。

それじゃあ、包丁落とすのもしょうがないか。

あれから台所での動作に慎重になったので、包丁を落としたことは1度もない。(普通なら当たり前だ)

でも昨日は料理中に砂糖を容器ごと落とした。

ササっと砂糖を鍋に入れようとして、落としてしまった。

しかもガステーブルの奥、あのギトギト地獄に落ちた、容器ごと!

ギトギトの谷をのぞき込むと、砂糖の山ができていた。





悲しい、悲しい、悲しい。




時間が経つほどに悲しくなる。

そういえば今年の春には、夫のバイクで出かけた時に、手に持ったヘルメットを落とした。

自分で一番気になる症状は目の見え方、複視だ。

手の不自由さはさほど感じていない。

けど今までの人生で包丁を落としたことはないし、ヘルメットを落としたこともない。

主婦を20年近くやっているけど、砂糖を容器ごと落としたこともない。

それが脊髄小脳変性症になってから、これだけヘンテコな落下事故を起こした。





まだまだ少ないほうなんだろうけど、私としては悲しい。

そしてダメ押しの餃子。

落下事故の話からいきなり餃子で申し訳ないけど、ついてきてくださいね。

もともと餃子を作るのは好きな私。

でも、ここ2年ほど作ってない。

指を使った作業ばかりの餃子作り、いつまでもできるわけじゃないと思い、作ってみることに。





で、砂糖落下事故があった昨日の夜、作ってみた。




泣けた






まだ作れましたよ、人が見たら上手じゃんと言ってもらえそうな出来栄えだったと思う。



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こんな感じだからねぇ。

焼きあがった感じも、特に酷いという感じはなかった。

けど、餃子の皮一枚手に取るのがあんなに大変だなんて。

右手の指に水をつけて、皮の縁にのせるのがあんなに難しいなんて。

餃子のたねを皮で包むことに、あそこまで苦戦するとは。




まあ、出来上がりはそんなに酷くはない。

でもひとつひとつが大変だったし時間もかかった。

まだ作れると思うけど、一度に20個作るのが精いっぱいかな。

たった2年の間に随分手先が不自由になっていたんだな。

これから焦って毎週餃子を作ったら、いいリハビリになるかも。

来年も再来年も、餃子が作れたらいいなぁ。