全力疾走と午前4時

進行性の神経難病になり8年目くらいだったはず。先祖の戸籍を取ったり、気になる土地の歴史を調べています。

時が止まった家

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最近の出来事。

4年前に亡くなった友人の命日に、共通の友人と一緒にお宅を訪ねた時の事。

闘病中だったわけではなく、本当に突然亡くなった友人。

今はご主人が一人で暮らしています。



そのお宅に一歩入った瞬間から、もう悲しくて切なくてしょうがなかった。

仏壇のある部屋に通されたんだけど、彼女が亡くなった4年前とほぼ変わっていない。(家族葬だったので、少し経ってからお骨になった彼女に会いに行きました。)

あの時は祭壇が置かれていたけれど、今回はそれが仏壇に代わっていただけで、そのほかのものは全て4年前に来た時とおんなじ。


本当に時が止まっていました。


南向きのその部屋は窓辺にたくさんのものが置かれていて、カーテンは4年間1度も開けられたことが無いのかもしれなかった。

多分、あの家具の配置だとカーテンは開けられないだろうなと思う。

薄暗くて呼吸をためらうほど、空気もよどんでいたし。

家中のいろんなところに、何もできないまま時間だけが過ぎましたと言わんばかりの悲しい汚れが・・・




過去にこのブログの中で我が家の状態、私の状態をセルフネグレクトと表現したことがあったけれど、本物を見てしまった。

時間が止まった家でひとり暮らすご主人。

遺していった友人の気持ちを考えると辛くなったけれど、同時に我が家の未来も考えてしまった。

私が今のように家事ができなくなったら、主婦の仕事をできなくなったら、夫はどうするんだろう。

ほんとに大丈夫なのかと心底不安になってしまう。



そうした心配事とは別に、とにかく家の中をなんとかしたいと本気で思った。

我が家も手付かずの酷い場所があちこちにある。

動きづらいとか体力が無いとか言い訳ばかりして、汚いままにしてるけれどこれじゃいかんと強く思いました。

我が家も一時期時が止まったけど、まだ生きてるし、歩いてる。

1年後のことなんて考えずに、この先1週間のことを考えて丁寧に暮らそう。