有り難いことに、私はまだまだ書けます。
今日はALS患者で株式会社まんまる笑店社長、恩田聖敬さんのブログを読みました。
書いてあったのは、自署について。
銀行での不思議な出来事について、書かれています。
口座開設のための自署、当時筆圧が弱くなっていたために複写式の紙は難しくなっていたそうです。
すったもんだの末、ご自分で自署されたそうです。
でも筆圧が無いので、複写式の用紙3枚目には何も写っていなかったという。
それでOKだったっていう不思議なはなし。
これを読んで思い出した。
こないだの交流会での出来事。
脊髄小脳変性症と多系統萎縮症の患者さんが集まる交流会です。
当然ですが、ご自分で参加者名簿に名前を書けない方がいました。
私が皆さんに、「ここにお名前を書いてくださ~い。」とお願いしてたんですが、数名の方は「書けないんで・・・」とおっしゃっていました。
私も患者本人だし、あの日は同病患者の集まりだったから、言い出しやすかったはず。
でも日常の色々な場面で、字を書くことってあるから。
その度に、「字が書けません。」と言うのは相当なストレスだろうなと思います。
多分言われた方はポカーンとなっちゃうだろうし。
えっ?字が書けない?どうゆうこと?と。
どう説明したらいいんだろ。
私も普段、クレジットカードで買い物をした時なんかに、考えてしまう。
今はできるけど、自署できなくなったら、クレジットカードは無理なの?とか。
私の場合、字を書くより、暗証番号をボタンで押すとき、あれは既にあやしい。
サインの前に暗証番号、これができなくなる時が先に来そうです。
そうなったらどうしたらいいんだ?
とても心配だ。