ついに書いてしまった。
今、ブログ界で流行っている「3つのこと」や「たったひとつのこと」っていうタイトル。
断定して、他人に教えてあげるよみたいな書き方は抵抗があるし、そんなにいろんなことを知ってるわけじゃないので、自分がこういうタイトル使うとはね・・・
でも今回は自信があるのだ。
なぜなら自分の経験によるものだから。
昨日もテレビで見たホタル族の賛否、いくら議論したってベランダでタバコを吸う人、迷惑だという人、両者の溝は埋まりません。
埋まるわけないんだよな。
だってどうしても理解し合うことのできない大きな事実がで~んとそこにはあるから。
私にはヘビースモーカーの両親がいます。
親戚も全員タバコを吸ってたと思う。
生まれた時から25歳で家を出るまで、タバコの煙が充満した部屋で暮らし続けました。
タバコを吸わない夫と結婚して初めて、タバコの煙の無い部屋での生活が始まったわけです。
結婚前に働いていた時も、職場はタバコを吸う人ばかり。
休憩時間は狭い場所でみんなが一斉にタバコを吸います。
よくあんな煙の中で平気だったなと、自分でも驚くぐらい。
タバコの煙と暮らした25年、ただの一度も煙の臭いを臭いと感じたことが無かった。
むしろ、タバコの煙の臭いを知らなかった!
煙の中で生活してるのに、その臭いが分からないなんておかしな話だけど、本当に分からなかったんです。
今はよく分かるのにね。
なにがきっかけで、タバコの煙の臭いが分かるようになったのか?
それは無くして初めてわかるってやつです。(笑)ちょっと違うか。
タバコに触れることのない生活を送っている時に、気付いてしまったんです、煙の臭いに。
ある日、子ども達と近所にある私の実家に行っていた日のこと。
ある日と言わず、近所なんで頻繁に入り浸っていたんですけどね。
夜、仕事から帰ってきた夫が子ども達を抱っこした後言ったんですよ。
「今日はばあばの家に行ったんだね。」と。
なんで分かるのか聞いてみると、子ども達の髪の毛にタバコの煙の臭いがついているから、と教えてくれました。
えー!ですよ。
あれから何時間経ってると思ってるの?煙の臭いが髪に付くなんて、意味が分からない・・・
そう思ったんだけど、私も子どもの髪に鼻を近づけてみた。
お~、これがタバコの煙の臭いか!わかるわかる!確かに臭いがついてる!
その時初めて、ヘビースモーカーの両親のもとで育った私は、タバコの煙の臭いを知ったのでした。
遅いでしょ。
私はタバコの煙の無いところでの生活を始めたから、その臭いが分かるようになりました。
でも、タバコを吸う人は多分、その臭いを知りません。(笑)
わかるはずないんだよな。
私だって、ずーっと分からなかったんだから。
で、いわいるホタル族、ベランダで吸う理由は部屋の壁紙が汚れるからとか、家に子どもがいるからとかそう言った理由で、ベランダ以外に場所がないってことになるんでしょうね。
その時になんでベランダが吸ってもいいと思う場所になるのか?
それは煙の臭いが分からないから。
嫌煙者が臭い臭いというけれど、わずかな臭いな上に、外で吸ったら空気にすぐ紛れるでしょ、問題なんじゃんということかなと思います。
多分自宅の浴槽の中でオシッコをするのはちょっと問題あるけど、海の中なら問題なんじゃんといったイメージなんじゃないかと。
タバコを吸わない人間にとっては、ベランダでのタバコも大問題です。
洗濯物に臭いがつく、これ本当です。
タバコを吸う人は、なんて大袈裟なと思うかもしれないけど、本当につくんです。
こういったことを議論しようにも意味がないと思う理由が、タイトルの 分かりあえないたったひとつの理由
臭いが分かるか、分からないか
吸う側はタバコの煙の臭いの存在を知らない、迷惑だと思っている側は煙の臭いが臭くてたまらない。
これいくら話し合っても、無駄なのかも。
だって臭いを出してるなら迷惑かけてると自覚できるんだろうけど、臭いなんて大してないじゃんと思っている人にとっては、ねえ、何言ってんのよ~という話しだ。
私にハッキリ分かるのは、煙の臭いが分かる人と、分からない人が、その迷惑度合いをいくら話したって、答えなんて出ないってこと。
だからせめて、ホタル族に迷惑しているという人は、臭いが分からずにやっているんだと理解することで、解決に近付くかもしれないですよね。
タバコを吸う人は煙の臭いが分かりません。
人間性の問題じゃないんです。
存在しないはずの臭いに迷惑していると言われても、なかなか素直に聞けません。
とはいってもタバコ吸わない人のベランダ受難は続きそうです。