全力疾走と午前4時

進行性の神経難病になり8年目くらいだったはず。先祖の戸籍を取ったり、気になる土地の歴史を調べています。

自傷

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去年こんなことがありました。

初めて飲んだ薬で薬疹が出て、痒くて仕方がないのだけど病院には絶対行きたくない!

ということが。

人生が変わってしまうほどの病気に対して、医療はなんにもしてくれない。

診断された瞬間から見放された私にとっては、この薬疹を治してもらうことはどうしても我慢ならなかった。

多分、皮膚科に行けばすぐに治ったと思います。

でも私は医療に対する抵抗と心の平安を保つため、毎日引っ掻き続けました。

結果、あの薬疹はこんな状態になりました。



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最初は右の鎖骨の下辺りから肩、上腕から前腕の中程まで。

赤い湿疹が連なっていました。

目に入りやすい前腕の湿疹ばかりを掻いていたので、段々と他の部分の赤みは引いていきました。

1年経って、画像の湿疹だけが残りました。

小さなことだけど、毎日やり続けるって凄いわ!と自分でも思います。

でも最近気付いたんだけど、これってもう自傷行為だなということ。

最初は医療への抵抗だったはずなのに、今はこの湿疹を引っ掻いたあと、そこが赤くなるのを見てホッとする自分がいるのです。

掻きむしりすぎて血が出たり、小さなかさぶたになるのが嬉しい。

治るのを待たずにそのかさぶたを剥がすのが楽しい。

とにかくホッとする。

これが自傷行為だと自覚しだしたのですが、やめる気が全くありません。

やめるかどうかということを考えると、どうしたって最初の病院行きたくない気持ちを思い出す。

生きてる限り治したくないと思ってしまうのです。

それで心の平安を保っているのだから、しょうがないのです。