この病気になり様々な思いをしてみて、人間の弱さについての意識が大分変りました。
この国だけがそうなのか、分からないけれども弱さを恥とする考え方。
何かっていうと「それは心が弱いから」だとか「そんなことではこれから先やっていけないぞ」と言った言葉が出てきます。
自分でも思うし、親や先生から言われたり。
だからもっと強くならなきゃいけないと思うし、強く生きていきたいと願ってしまう。
どんなことにも動じない強さ、それがかっこいいという世間の見方。
私もそう思っていたし、弱さは恥ずかしいことだと思っていました。
だから2年半前初めて教会に行こうと思った時、人からどう思われるかがとっても気になりました。
「あの人は病気になったから神にすがろうとしているんだ」とか言われることが怖かった。
この頃ね、難病患者が宗教に走るなんてあまりにベタ過ぎて恥ずかしかったような気がする。
で、多分この頃になると自分は弱いと認め始めたような気がする。
今読んでみたわけじゃないので違うかもしれない。
チラッと「強さを求める」みたいなことが書いてあるような。(笑)
後で確認しておこう。
多分この頃にはもう、人に弱いと言われてもかまわないと言い切れるようになっていた気がする。
この後、ある難病ブロガーさん(その人も教会に通ってる)と電話でお話しした時に、弱さについての話題になったんだった。
その時に話したのは「だって弱いもんね」ということ。
それでいいじゃん、私達は弱いんだから。
っていうことを大きな声で話したのです。
少しずつ人間の弱さについての考え方が変わり、この時ついに私は自分が弱いと認めて、かつ人が弱くてなぜ悪い!とハッキリ言えるようになったのです。
書いててスッキリ。
人間はそもそも弱い、弱くていいんだと思っている。
弱いし心は簡単にグラグラするし・・・
でもいいんじゃないか?
私は強さを求める気はなくて。
それと矛盾するかもしれないけど、自分の弱さも含めてありのままで生きる、そうやって寿命を全うするのが強さかなと思います。
やっぱり強さも求めんのかい!