全力疾走と午前4時

進行性の神経難病になり8年目くらいだったはず。先祖の戸籍を取ったり、気になる土地の歴史を調べています。

幸せな時間

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今日の横浜は気温34度だか35度。

日本各地で今年一番の暑さらしい。

こんな猛烈に暑い日に、私は外に出てきました。

道端で溶けちゃうんじゃないかと思うほど暑い土曜の昼過ぎに、子ども達と3人でアイスを買いに行ってきました。



息子が「アイス買いに出かけようかな」なんて言うから、外の暑さも忘れて「お母さんも行こうかな。」と言ってしまった。

そしたら意外にも「いいよ。」という返事。



小学校の高学年になった頃から、息子と二人での外出なんて病院に行く時くらいしかなかったなあ。

なんだか無性に嬉しくて隣の部屋に転がっている娘にも声をかけてみた。(暑さでなんにもしたくないようで、ぐでーっと伸びてた)

そしたらまさかの「アイス買ってくれるなら行く。」という返事。

子ども達の気が変わらないうちに出掛けなきゃと、二人を急かしていざスーパーへ!



家を出た時から私は何とも言えない気持ちで泣きそう。

私の前を並んで歩く息子と娘。

息子は19歳になって身長も私よりはるかに高い。

16歳の娘は高校生活をとても楽しんでいる。



危なげなくきちんと歩く子ども達を見ていると、どうしても思い出す光景があります。

私と手を繋がなくても歩けるようになった娘と、息子が私の前を歩いている光景。

多分息子が5歳くらいで娘が2歳くらいかなぁ、計算合っている?

誕生日の関係もあるから、大体そんなものだと思います。



どこへ行くにもベビーカーに乗せていた子ども達、それが自分の足で歩けるようになったなんて。

時間が経てばそうなるとは思っていたけど、あの時は嬉しくてしょうがなかったなー。

それが今日、あんなに大きくなった子ども達と一緒にアイスを買いに行けた!

三人でスーパーに行くなんて、一体何年振りのことなんだろう。

きっと10年振りくらいなのか?




嬉しくて嬉しくて、スマホで何枚も写真を撮ってしまいました。

あの頃はどんな時でも動き回る二人を連れていて、「早く大きくなってくれ」と思っていたことを思い出します。

私の前を歩きながら何度も振り返り、杖をついて歩く私を気にしてくれる息子。

もう一緒にアイスを買いに行くことなんて滅多にないんだろうな。

それにしても大きくなってしまったなと。

もうちょっとで子育てが終わってしまうんだと思うと、なんて寂しいの!

あんなに早く大きくなれと願っていたのに。

今思い出すと、幸せな時間しかなかったと心から思います。

大きくなった二人の後姿を見ながら、あともう少しだけ頑張らねばと気持ちも新たになりました。

あと少しだけど、全力で頑張ります。