全力疾走と午前4時

進行性の神経難病になり8年目くらいだったはず。先祖の戸籍を取ったり、気になる土地の歴史を調べています。

お風呂掃除、やってみたらまだできた

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私の病気は進行性だから、できることが少しずつ、できないことに変わっていく。

できないことが増えるはずなのに、最近できるようになったことがひとつある。

できるようになったというより、やってみたらまだできたという、それだけのことなんだけど。


それは何かというと、お風呂掃除!



なんでできたかというと、あまりに寒かったから。

病気が判る前から何年も体調が良くなかった私は、なかなかお風呂掃除ができなかった。

億劫で億劫で、最低限の家事は頑張ったけど、お風呂までは手が回らなかった。

少しずつできる家事が減っていったので、家族も自然にシャワーだけで充分になってしまって。

そうなるともう、誰もお風呂掃除なんてしなくなるという。

シャワーだけで大丈夫だったんです、私も。(笑)






神経難病は寒いと身体が固まって、動きにくいと言われます。

それについては、去年の冬までは実感として分からなかったんです。

が!今年は分かってしまった!

こういうことか、寒いシャワーは怖い。

温かい湯舟に入ったりしないと、裸で浴室になんかいられないと、急に思うようになりまして。



バブを買ってきた。



アース製薬 温泡 ONPO こだわりゆず 炭酸湯 入浴剤 20錠入(5錠x4種)

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バブ自体にはそれほど期待はしていなかったんだけど、シャワーに入るには浴槽にお湯を張らなきゃという理由で頑張ってみた。

注意しながら浴槽の中に入って洗う洗う。

浴槽のサイズが小さいのか、私が大きいのか?すっ転べるほどの余裕がないのがかえって安心感になりまして。

やればできるじゃんと、今までもったいなかったなーと。




お湯を張ってバブを入れてお風呂に入ると、なんていう幸せ。

ゆずの香りと乳黄色のお湯。

にゅるっとした感じもたまらない。

お風呂ってこんなにいいものだったっけと、涙が出そうなほど嬉しい。

バブで泣くっていうのも、我ながらおかしなことだと思うけれど、ほんとに泣くほど嬉しいんだからしょうがない。




我が家のお風呂はまだ手すりをつけてない。

そのうちつけることになるでしょう。

手すりだけでなく、いつかは自力で入れなくなるのかな。

訪問入浴とかそういったものを、利用することになるかもしれない。

先のことだと思っているけれど、私にとってはかなりリアルな未来。

だから家のお風呂に入れるのは嬉しい。

どこかの温泉じゃなくて、バブのお湯だけどとっても幸せな時間。




12月の最初に買ったバブは12錠入り。

浴槽にお湯を張るなんて、月に1度か2度だった我が家で奇跡です。

12月26日時点で、残り2錠。

今月は10回も湯舟に浸かったということ。

水道代にも影響が出るんだろうな・・・でも、嬉しいかも。