全力疾走と午前4時

脊髄小脳変性症の患者ですが、できることはまだまだ沢山あるじゃないか!

できなくなったことと、なぜかできるようになったこと

私の病気は進行性です。

ザックリ過ぎる説明をすれば、今までできたことが徐々にできなくなる病気。

(ザックリ過ぎたか)

そのスピードは個人差があるもので、私は比較的ゆっくりな方みたいです。

ゆっくりであっても現状維持はできない病気のようなので、できないことは増えていく。

いつも2つくらい前の季節と比べると、進行したなぁと感じる程度です。

1年前の状態と比べると、それはもう「ハッキリ、くっきり」進行してます。




身体を使ってすることは、どんどん難しくなっているのに不思議なことも起こっています。

ひとつしかないんですけどね、料理が面白いことになってます。(笑)

手先の動きが微妙な私、いやその微妙な動きが難しい病気です。

こないだすごく久し振りに餃子を作ってみたんですが、これは今の私にはもう無理でした。




卒業案件です。(笑)




ただ餃子の皮で餡を包むだけなら、まだまだいけます。

でも食べ盛りの子ども達と、未だ食べ盛りの夫で構成する4人家族の必要量はこなせない・・・


餃子3つくらいでいいんなら、「まだ作れるよー」とか言って喜んでいられるけど、主婦としての餃子作りは無理です。

そういえば卵を泡だて器で混ぜる、これもできなくなっていました。先週気付いた。





そんな私ができるようになったことがあります。

これは凄いことです。



なんとミートソースを手作りしました!



ミートソースなんて缶詰だったり、パックに入ったものだったり、出来上がったものを買うのが当たり前でした。

だって作り方も知らないし。

たまたまテレビで見てしまったんですよね、ミートソースの作り方を。

そうしたらそんなに難しくなさそうで、私にもできるかも?いやできるでしょう!と謎のヤル気がわいてきた。

そう、今の私にはブンブンチョッパーがあるじゃないか!




これですよこれ!

手動のフードプロセッサー。

買う前の予想より、頻繁に使っています。

みじん切りに、なんの覚悟も体力も必要ありません!

ブンブンチョッパーのお陰で、ミートソース作りは材料を順に加えていくだけで完成する、とてもお手軽な料理になったのです。

ついでに「お母さんの手作りだよ」と家族に言えるし。

なにより20年も主婦をやってきて、初めての料理に挑戦できたことが嬉しかったです。

しかもわたし障害者手帳には「四肢体幹障害」って書いてあるのに。

四肢ですよ四肢!手もダメってことです。

それでできることが増えたなんて、もの凄い喜びです。

そして希望です。

そうそう、ブンブンチョッパーのおかげでハンバーグも作りやすくなったしね。




料理に関しては、手の動きが微妙になったからこそ、道具を使うようになりました。

できることが減ったからこそ、家族にやってあげられることは心を込めてしたいんだという思いが強くなりました。

だから「ご飯が作れなくなっちゃった~」で諦めるんじゃなく、これは作れるんじゃないかといろいろチャレンジすることで、意外な展開になって今とっても楽しいです。

献立ノートを作ってから、食材リストと料理本をよくチェックするようになりました。

私の微妙な手で作れる料理、意外とあるんだなと。

やってみたいという思いがあるなら、かなり長いことご飯を作り続けられるんじゃないかと思ってます。