全力疾走と午前4時

進行性の神経難病になり8年目くらいだったはず。先祖の戸籍を取ったり、気になる土地の歴史を調べています。

突発性難聴と鍼治療の効果

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ちょっと大きな病気になると、周りから聞こえてくる声。



これを食べると病気がよくなる


この神様を信じると病気が治る



こういうのってあるあるらしいんですが、私はどちらも経験なし。

もしかしたら病気のことに関しては、アドバイス要りませんオーラとか出してるのかもしれません。(笑)



ウソみたいな話を信じるか


これで治った!という奇跡みたいな話は信じないほうで、あまり好きではありません。

でも本当に困って一刻を争う時に、ネットで調べた情報を信じたことがあります。

イチかバチかだったけど、結果的には大正解でした。

本当に信じていいのか不安だったんですが、あれはやってよかったと思っています。




何をしたかというと、突発性難聴で下がった聴力を鍼治療で治しました!

もう10年位前のことになるんですが、ある日目覚めると耳がおかしい。

まるで水の中にいるような感じで、よく聞こえない。

ついでに熱も出ていたような記憶もあります。

起きてから何時間経っても、水の中にいるような感じがずっと。

普通ならすぐに耳鼻科に行くところですが、なんとその年の耳鼻科の診察はもうない。

そう、年末だったのです。

しょうがなくその日は救急病院の耳鼻科へ。

そこでなんと言われたかは覚えていませんが、「正月が明けたら耳鼻科に行くように」ということだったのは覚えています。




年末に突発性難聴になる


で、水の中にいるままお正月が終わるのを待ち、ようやくかかりつけの耳鼻科へ。

先生の診断は突発性難聴。

その時の聴力検査の結果がこちら。



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グラフの縦軸が聴力レベル、横軸が周波数。

折れ線グラフの実線とマル印で表されているのが右耳。

破線とバツ印で表されているのが左耳。

(この後、過去の聴力検査の結果をよく調べたところ、右耳は以前から聞こえが悪かったようです。)




この結果を見て先生に言われたことは、突発性難聴は一日も早く治療を始めることが大事。

その時すでに症状が出てから約10日!

先生はとっても気の毒そうに、「もう効く時期は過ぎてるけど、一応ステロイドを出しますね。」と言っていました。

それだけで充分ショックだったのですが、その後の薬局でも更に気の毒そうな顔をされたので、手遅れなんだとしっかり自覚しました。

耳鼻科の先生と薬剤師さんに、気の毒がれられたということは聴力が戻る可能性はとっても低いということ。

そう理解したので家に帰ってからネットで探しまくりました。

聴力が戻る方法が、なんとかないものかと。




鍼と蜂の子


探してみて出てきたのは、鍼と蜂の子。

それが突発性難聴にいいらしいと書いてある。

そもそもそういうものを信じないタチなので、悩む悩む。

鍼にしたって、それで治るなら耳鼻科の先生が教えてくれるだろう。

ステロイドじゃなくて鍼で治すのが一般的になるはずでしょう。

・・・胡散臭い。




そうは思ったけれど、発症からすでに10日経っているのです。

ステロイドはまず効かないと言われたんだから、チャレンジしてみる価値はあるかもしれないと決断し
ました。

鍼治療はネットで見つけた一掌堂治療院に決めました。

蜂の子ではなく鍼治療を選んだのは、ただの直感。(笑)



鍼治療の効果


翌日から新橋の治療院まで通い、何日だろう?

なにせ10年も前の事なので、正確な回数は覚えていないけれど、1週間くらいは連日通ったはず。

週に1回とかではなく、集中的に治療をすることを勧められ、素直に通ったんだったと思います。

で、不快な耳鳴りもなくなり水の中から陸に上がった感じになった時、正月明けに行った耳鼻科へ行きました。

その時の聴力検査の結果がこちら。


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もともと悪かった右耳はあまり変化がないけれど、左耳は問題のない聴力まで戻りました!

耳鼻科の先生は結果を見ながら首を傾げて言いました。

よくなるわけないんだけど、若いからかな、ステロイドが効いてよかったですね。」と。

とても不思議がっていたけれど、鍼治療をしたとは言い出せずにそのまま帰りました。

やっぱり言い辛いものです。




私がお世話になった一掌堂治療院の待合室には分厚いファイルが沢山あります。

全部そこで治療した患者さんのデータです。

鍼治療を始める前の聴力検査の結果。

回復後の結果。

みんな驚くような結果が出てるんですが、その事実を耳鼻科の先生に話せた人はどれだけいるんだろうと思ったものです。

やっぱり言えないよなと。